広島弁護士会に登録して以来、個人法律事務所を経営してきましたが、日常的な弁護士業務の傍ら、法的ニーズをお持ちの方々の立場に立った法律事務所、ご依頼された皆さまに満足いただける、地域社会の皆さまから信頼いただける法律事務所はどうあるべきか、思いを巡らせて参りました。

多くの方々から、ご指導、ご支援をいただきながら、平成２０年、弁護士法人あすかを設立し、広島事務所を開設するとともに、このような問題意識を共有する弁護士の参加をいただき、東広島事務所を開設し、平成24年には呉事務所を開設するとともに、多様な法的ニーズに対して質の高い法的サービスが提供できる体制づくりに取り組んできました。

弁護士業界を取り巻く環境が激動する昨今、プロフェッショナルサービスを提供する者としての原点を忘れず、今後とも、その法的サービスの内実の改善を積み重ね、ご依頼された皆さまにご満足いただける、地域社会の皆さまから信頼していただける法律事務所づくりに邁進して参ります。

弁護士法人あすかの中で、私は、主に、広島市内の企業や市民の皆さまからの法律相談を受け、事件を受任しておりますが、民間企業における勤務経歴、経営体系の修学経験等から、特に、企業法務、起業支援、経営再建など企業に関する法的サービスを重点取扱分野としています。

顧客、取引先、従業員、債権者、株主などステークホルダーとの間の契約関係を巡る紛争の多数の相談を受け、事件を受任しておりますが、契約の際に、法定の手続きを履践していれば、あるいは、その契約内容を記した書面を作成していれば、紛争を未然に防げた事件の数は相当程度に上ります。

企業の経済的合理性の範囲内で、このような紛争の解決にあたるのみならず、同じ紛争を二度と招来しないための仕組みづくりを提案させていただくとともに、今後とも、全社的な予防法務の見地からの法的デューデリ、コンサルティング活動にも積極的に取り組んでゆきたいと考えています。