谷脇 裕子 弁護士のブログエントリー一覧
弁護士 谷脇 裕子
2019年08月26日(月)
Shiftとaltキー!?
日本語が入力できない!!!
ある日、自宅のノートパソコンで急ぎの仕事に取りかかろうとしたら、日本語入力変換に使用する半角・全角キーがきかなくなっているではないか(何度打っても「`」が入力される状態)。
-あいつの仕業に違いない-
“あいつ”というのは近所に住み、週末は我が家の“住人”と化している中3の甥である。「私のサーフェスのキーボード設定いじってない?」とラインすると、即答で「いいえ」との返信。一方的に疑ったのはちょっと悪かったかな、と逡巡していると、「なんで?」と気にしている様子。やっぱりあやしい。「全角半角キーがきかなくなった」と返すと「変なことをしたつもりはないけど。Shiftとaltキー押したよ。前」と。
-Shiftとaltキー???なんだそれは???-
ネットで調べると、入力言語が JP → EN(ENG) に変わることがあるとのこと。やっぱりあいつのせいではないか!!!
しかも、パソコンに詳しくない私は、日本語入力モードに戻すために、優に1時間は格闘する羽目になり、時間に追われていたこともあってイライラはマックスに。今度こそ、お出入り禁止(これが甥には一番こたえる)にしてやる―――と心に決めたのだが・・・。
甥は語学が得意だ。すでに英検の2級保持者で発音もとてもなめらか。小4?のころからラジオ講座を聴いていたのがよかったのか、年齢の割に海外旅行経験が豊富なためか。いずれにしても、感心するレベルだ。
その甥が、母親の影響で韓国ドラマにはまり、韓国語にも興味を示すようになった。そして、気がついたら、ハングルをほとんど読めるようになっている。
あるとき、在日韓国人の方が書いた手紙に一部ハングル表記の名詞があり、読めなくて困ったので甥に尋ねたところ、易々と教えてくれた。
考えてみると、キーボードの入力言語を変換しよう、なんて発想は、逆立ちしたって私にはない。
まあぁ、君の将来性に賭けて、今回ばかりは許してやろう。将来、必ず私の役に立つのだぞ!
――とか思っていたところで、今日の帰りの車の中、何かの拍子にしゃべり出した私のスマホの音声アシスタントは、まさかのポルトガル語・・・。負けた。
弁護士 谷脇 裕子
2018年12月25日(火)
プレゼント
今年もクリスマスの季節がやってきた。
ここでいつも問題になるのが、甥(中学2年生)と姪(小学5年生)に贈るプレゼントだ。
一般的には、本人に希望を聞くのが手堅いところだろうが、これは彼らのお父さん(サンタさん?)の仕事なのでNG(下手に希望を聞くと今どきは現金を要求されそうだし・・・。)。
ところで、私たち夫婦は、甥や姪にとって風変わりな大人に映っているはずだ。私の夫は、あまり世間ではお目にかかることのない画家だし、私も彼らの友達のお母さんとはずいぶん異なって見えるはずだ(ときどき遊びに来る我が家には、おそらく生活感がなく、夫の書庫やアトリエにはおもしろそうなものがたくさんあるが、入るとおこられる、など・・・)。
だから、というわけではないが、こんなときこそ本領を発揮(?)して感性を働かせ、ほかの大人たちとは一味違ったプレゼントをしたいとこだわってきた(無駄に変わり者なわけじゃないぞ!)。
子どもたちは正直だ。夫や私がプレゼントにこだわりをもって、特別な思いで「挑戦」していることをちゃんと感じている。つまり、何よりも楽しみに、ドキドキわくわくしながら待っていてくれるのだ(姪は「おじさん(夫)のプレゼントがサンタさんのプレゼントより一番うれしい。」と言ってくれている。)。もちろん、それは、私たち夫婦からすれば大変光栄で喜ばしいことである。が、それと同時に、ハードルがぐんぐん上がり、彼らの成長とあいまって、私たちの「挑戦」はどんどん難しくなっている。言い訳をすればキリがないが、日々、アンテナを立てておくのも大変なのだ。それでも、これまでの勝率は5割(2回に1回はド・ストライク)といったところか。
さて、今年。時間的な制約もあり、いよいよもって図書カードに逃げようか・・・とも思ったが、そこは踏みとどまって、マンガ本を贈ることにした。私たちが子供のころに出会った不朽の名作。
リアリストで、どういうわけか度を越して規範意識が高く、反面ちょっとオカルト趣味な甥には、藤子不二雄Ⓐ作の「魔太郎がくる!!」、おませで韓ドラにハマっている姪には、女子であれば一度は通ってもらいたい池田理代子作の「ベルサイユのばら」を全巻揃えて贈った。
果たして結果は?クリスマスケーキに目もくれず読みふけっている様子からすると、今年はかろうじて「勝ち」だったか・・・?
谷脇裕子