弁護士 上椙 裕章
2018年08月20日(月)
小方城(亀居城)
お盆前の酷暑のなか、久々の家族サービスとして周防大島の海で子ども達と戯れた後に
大竹市にある小方城を訪れました。
関ヶ原の戦いの後、広島に移封された福島正則の命を受けて築城された広島藩の支城です。
支城だし、大竹だし(大竹の皆さん、ごめんさない!)、正直あまり期待していなかったのですが、いや、立派なお城です!
西の毛利家への抑えとして山陽道沿いに築城された支城だけあって、
遺っている石垣、郭(くるわ)から当時の堅牢さが伝わってくる想像以上にいいお城でした。
11の郭が確認できる(私の眼では8しか確認できませんでしたが)、かなりの規模の平山城です
このお城、築城からわずか3年で破却されており、
一説には、あまりに巨大な堅城であったことが徳川家の疑念を招き、
福島家が高井野に減転封される一因になったとか。
暑い夏の日差しを浴び、遠く平泉の地で芭蕉が詠んだ、かの有名な句を思い出しながら、戦国時代に想いを馳せた一日でした。
弁護士 上椙裕章
弁護士 谷脇 裕子
2018年08月16日(木)
ウラ「私の好きな法律モノ○○」
いつもは「あすか通信」に掲載している「私の好きな法律モノ○○」ですが、今回はウラ版(ブログ版)として書きたいと思います。
ご紹介したい作品は、「私の中のあなた」というキャメロン・ディアス主演の2009年に公開された映画です。
この映画は、主人公の仕事を離れていた女性弁護士(キャメロン・ディアス)が、裁判所で知り合いの女性判事に「仕事に戻ったの?」と声を掛けられ、「娘に訴えられまして・・・」とバツが悪そうに答えるところから、波乱含みで始まっていきます。
この映画が私の胸に深く残ったのは、この映画がていねいにていねいに描き出そうとしたもの・・・、それは「愛」のやっかいさ、割り切れなさ、どうしていいか分からない温かさであり、それをとても大切に表現しているからです。
映画のラストは、かなり厳しい結末となるのですが、なぜか、観終わった後、さわやかな風が胸を吹き抜けていきます。
それは、人は誰しも、どうしても何処へ持って行くこともできない痛みを抱えて生きていかなければならないけれど、でも一人じゃない。その痛みは、人と人とを繋いでもいるんだ!その痛みを人と人とは共有することもできるんだ!その痛みが人を突き動かすんだ!!一人ぼっちじゃないんだ!!! と、この映画が伝えてくているからではないでしょうか?
この映画は、ひょっとしたら「法律モノ」とは呼べないかもしれませんが、だからこそ、「ウラ」バージョンとしてここにご紹介させていいただきました。
夏のお休み、お時間のあるときにぜひ・・・。
谷脇裕子
事務局 広島事務所
2018年07月31日(火)